ジョブズとゲイツ。巨人と阪神。桜木と流川。
ライバルと聞くと思い出される関係がたくさんありますね。皆さんも少なからず周りにライバルと言われる人がいるのではないでしょうか?
こうした存在は非常に大切です。ライバルなんていなければいい!と思いがちですが、ライバルがいるおかげで自分の技術、能力を高めることができ、この相互の発展のおかげで業界・団体そのものが発展していくのです。
また、ライバルという基準点が存在することで、自分の長所、短所をその関係性から把握することが可能となります。
ただ、創業、スタートアップの段階で、まだライバルとなりうる存在がないのであれば、自己の業界において、ライバルとなりそうなところをあらかじめ探してみましょう。そして、そことの差異を自分なりに考えてみましょう。
・お店のレイアウトはどうか?
・お客さんの年齢層、男女別の構成比はどうなっているのか?
・人気メニューの価格はいくらか?
・なぜそれが人気メニューなのか?
・どういったサービスが人気か?
・立地場所の特徴はどうか?
・どういった広告宣伝をしているか?
・お店を一言で言い表せるか? = シンプルにイメージを伝えているか?
といったところをチェックしてみましょう。最後の「お店を一言で言い表せるか?」は、その店の代表者、社長の伝えたい思いがストレートにシンプルに伝わっているかどうかということです。
いろんな差異があるのは当然です。負けた、、、と思うこともあるかもしれませんし、ここは勝っているな、ということもあるでしょう。そこで、負けていると思う点を改良するのか、勝っているという点をさらに伸ばすのかは、あなたの考え次第です。自分はこうだから、こうしたい!という観点で、ゆるぽんが言うように、惑わされず、その次の一手を考えてみましょう。
最後に余談ですが、ライバル関係、その中の関係性と言うことについて。
村上春樹さんがとある読者から「原稿用紙4枚に自分自身について書きなさい、という就職試験があったができなかった」と伝えられ、それに対して「自分自身について書くのは不可能に近いから、別な形で書いてみるといい。例えば、牡蠣フライとか、、、」という返答を書いてました。
つまるところ、牡蠣フライという対象を置くことで、自分との距離感、相関関係というものが生まれ、それについて書くことがイコール自分について書くことだ、と。
ライバルの存在を認識し、その違い、個性、考え方を分析すること=自分について知ること、につながるんですね!
自分について知ること=ぶれない創業 につながります!それでは、また次回!